すみこーブログ

編入、留学など主に自分の体験談について書いている大学生です。

令和4年度大阪大学基礎工学部編入体験記 システム科学科

はじめに

はじめまして!すみこーブログといいます.

令和4年度大阪大学基礎工学部編入学試験を受験し合格したので,体験記を書いていきます.

 

編入試験は大学入試と比べ情報の入手が難しく,

 

自分も受験する際に情報を集めるのにとても苦労しました.

 

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そこで,来年度以降への編入を考えている短大生高専生に向けて記事を書いていきます.

 

編入試験は情報戦です!

 

情報をしっかり集めて効率よく勉強しましょう!

 

 

 

自己紹介

出身:某高専機械工学科

 

学科順位:1年20位/44人中  2年4位/45人中

                   3年4位/46人中 4年1位/49人中

 

受験年度:令和4年度

 

受験学科:システム科学科 生物工学コース

 

併願大学:

 

豊田工業大学(先端工学基礎学科)  合格

 

東京農工大学

(機械システム工学科 航空宇宙・機械科学コース)合格

 

名古屋大学工学部

(機械・航空宇宙工学科) 合格 

 

TOEIC:810(公開テスト)

 

TOEICを短期間で上げた方法は別記事に掲載してあるのでよろしければご覧ください

 

lifees.hatenablog.com

 

 

出願前

自分はずっと名古屋大学第一志望にしていたので他の旧帝大については調べていなかったのですが,大阪大学の編入体験記や過去問を見たときに自分でもなんとかなりそうだと思い締め切りギリギリに駆け込みで出願しました.

 

阪大基礎工は倍率が例年2〜3倍しかなく旧帝大にしては倍率が低いので挑戦する価値はあると思いました.

 

志望動機

コロナウイルスの影響で医療分野に興味を持ち自分も医療に役立てないかと考えました.

 

また,自分が高専で専攻していた機械工学の知識も役に立てたかったので,生物の知識工学の知識を必要とする生物工学コースは自分に合っていると思い志望しました.

 

生物工学コースは受験資格に出身学科の縛りがなかったので機械工学を専攻している自分でも受験することができました.

 

※専門を変えると単位変換の関係上留年する可能性もあるので出願前に教務係に問い合わせることをお勧めします.

 

もちろん旧帝大であるので,ネームバリューで選んだところもあります.後は単純に挑戦してみたかった.

東大,京大2年次編入であることを考えると,一番良い選択肢だと思った. 

 

科目ごとの勉強内容

英語

阪大の英語は数学同様に大問3つからなり和訳長文読解英訳という構成です.

(英訳は年によって英作文になることがあります.)

 

自分は,名大第一志望にしていたので,ほかの受験生よりも英語に割く時間は少なかったです.(名大はTOEIC提出だったので

 

なので,阪大を受験する人が基本解く阪大の英語20カ年という分厚い参考書を自分は全くやりませんでした.また,阪大の英語は難易度が非常に高いので,5割取れればいいと思っていました.

 

生物工学コースは専門の試験がない分英語の割合が高くなっているので英語を捨てるのはオススメできませんが,,,

 

 

[自分の勉強スケジュール]

10〜12月     TOEIC勉強

1月       DUOで単語を覚える

2月      速読英単語,DUO

春休み    やっておきたい英語長文500

       速読英単語

       農工大赤本(併願していたため)

                         過去問  

~試験まで   過去問  

                         速読英単語,速読英熟語のおさらい

 

 

英語勉強は基本的に通学中に電車の中で行なっていました.

 

とにかく単語を覚えないと始まらないと思ったので単語,熟語の勉強をたくさんしました

しかし,阪大受験で必要な英訳,和訳の練習はほとんどできていませんでした.

 

 

使用した参考書はこちら

 

[単語,熟語勉強]

 

 

長文中に新出単語が入っていて長文を読む練習にもなるし,単語を長文と結びつけて覚えることもできて非常にわかりやすかったです.

 

 

同様にわかりやすいです.

 

 

DUO 3.0

DUO 3.0

Amazon

 

 英文560文の中に必要な単語,熟語が全部入っているという画期的な作り. 

 

 

文章として覚えることはできましたが,

単語単体で聞かれた時にあまり覚えれなかったので自分としては合わなかったです.

 

 

 

[長文,英作対策]

 

 

 

大学受験の定番の1冊

 

解説が親切でわかりやすかった.

 

 

自分はやっていませんが阪大は編入試と大学入試の問題形式が同じなので使えるらしいです.



数学

阪大基礎工の数学は大問が3つあり,微積線形代数確率が主に出ています.

今年は微分方程式が出ましたが少し考えれば解けるレベルでした.

確率は確率漸化式まででるのでしっかり勉強しました.

 

過去問を解いている感じでは6割くらいしか取れなかったので正直物理で点を稼ぐしか受かる道はないかなと半ば諦めていました.

 

[自分の勉強スケジュール]

12~1月       編入数学徹底研究2周

春休み        編入数学過去問特訓2周

                        細野確率2周

                        過去問解く

~試験まで  過去問解く

        編入数学徹底研究,過去問特訓

      

4年生はレポートやら製図やらでかなり忙しかったので勉強を始めるのが遅くなってしまいました.

(機械科あるあるかな?)

 

使用した参考書はこちら

 

 

編入生がみんな通る本.

 

簡単すぎると書いてある体験記もありましたが,自分は基礎が完全にできていなかったので1周目はかなり苦労しました.

 

章末問題は1周目からやると挫折することになるので初めのうちは飛ばしたほうがいいと思いました.

 

しっかりと理解しようとすると挫折しかねないので1周目は割り切ってわからないところは答えを写したりし,2周目理解3周目復習しました.

 

 

 

こちらも編入生が必ず通る本.

 

編入数学徹底研究で得た知識を過去問を用いた実戦形式で練習できます.

 

編入数学徹底研究にはないタイプの問題もあるのでこの2冊はマストでやっておきたいです.

 

難易度が高いと聞いていたので解くのをためらっていたのですが,B問題までは普通に頑張れば解けるレベルでした.

また,C問題も単元によっては1周目でも答えを見たら理解できました.

(1章の積分だけはC問題が理解できず諦めました.)

 

阪大を志望する学生は必ずC問題も解いておきたいです.過去問を解いて見て出なさそうなものは飛ばしてもいいですが.

 

 

確率を基礎から応用までわかりやすく教えてくれる本.

 

確率が試験範囲の学生にはこの本はかなりオススメできます!

 

赤文字の解説がとてもわかりやすく,解く人が疑問に思うことを大抵書いてくれています.

 

自分は確率の基礎が全くない状態で勉強を始めたのですが,この本を2周解いただけで確率の問題編入試験での得点源になりました.

(名大でも阪大でも確率の問題はおそらくすべて正解しました.)

 

確率漸化式だけは知識を補うために予備ノリの動画を見て勉強しました.↓

 


www.youtube.com

【トライズ】2ヶ月でTOEIC(R)スコアを本当に上げる

 

物理

生物工学コースは物理が力学,電磁気学,熱力学の3科目あります

(ほかのコースは2科目選択のところも)

 

力学は主に剛体熱力気体分子運動論カルノーサイクルなど,電磁気は幅広く出題されます.

 

熱力は少し前までかなりひねった難しい問題が出題されていましたが,最近は基礎的な問題が多いです.(おそらく作成する先生が変わった)

 

物理は2科目受験の人も3科目受験の人も試験時間が1時間半しかないので特に生物工学コースの人は時間に追われます.2科目受験した友人も時間が足りなかったと言っていました.

 

 

2科目受験の人は試験範囲から主に力学と熱力を選択するようです.

(確かに電磁気を1から覚えるのはきつすぎて禿げそうでした)

 

物理は3教科の中で一番時間をかけたので9割くらいは取りたいと思っていました.

 

 

[自分の勉強スケジュール]

12月      演習力学を解き始めるも挫折

春休み     基礎物理学演習2周

        演習力学1周

        過去問

~試験まで    大学生の弱点克服初頭力学,

        電磁気学それぞれ2周

        演習力学1周

        マセマ熱力学前半2周

        過去問

 

もともと物理が大の苦手だったのでわからないところを物理の先生に随時質問しました.

春休みが明けてからは基本物理の勉強をしました.

 

使用した参考書はこちら

 

 [問題集]

 

力学,電磁気学の編入試験頻出問題を対策できる.

 

難易度的にも1冊目に必ず解いて欲しい本です

 

 

 

力学の様々な種類の問題を解くことができます.

 

自分は1冊目にこれを解いたのですが1章の極座標のところが難しくて挫折してしまい,ある程度勉強してから解き直したら最後まで解くことができました

 

 

過去問に出題されている問題も多くありますがほとんど問われないような問題もあるので見極めが大事だと思います

 

 

 

 

ほかの参考書よりはるかに親切でわかりやすい本でした.

 

参考書との相性はやる気に直結するので自分的には親切なこの本はあっていました.

 

誤植が少し多いがすぐにわかるレベルでした.

 

 

授業で習っていない分子運動論などについての知識を補いました.

 

初めの10ページほどやるだけでサイクル以外の必要な部分を補え,点数が爆上がりするので必ずやったほうがいいです.

 

 

 [教科書]

 

 

 

予備ノリで紹介していたので買ってみた教科書.

 

電磁気学は授業でほとんど習っていなかったので、

 

問題集の解説だけではわからないところをこれで補いました

 

 

自分は多くの種類の問題に触れておきたくて多くの問題集を解きました.

 

しかし,一つ一つの参考書を雑に解いてしまい,本番では類似問題を解いたことがあるのに間違えてしまいました.

 

 

多くの問題集を解くよりはしっかりとまず1冊解くことが重要であると感じました.

 

試験前日

試験前日は大阪空港近く東横インに宿泊しました.

 

内装がかなり綺麗で部屋が上の方だったので景色も綺麗でした.

 

駅までのシャトルバスが運行しており最寄駅からも1駅でいけるので良かったです.

他の受験者の方も宿泊していました.

 

近くに飲食店があまりないのがネックですが,歩ける距離にコンビニ吉野家があったので夜は吉野家,昼はコンビニで買いました.(朝食はついています.)

 

自分は農工大の試験が終わってすぐに新幹線で東京から大阪に向かったので疲れて前日は全く勉強をせずに試験に挑みました.

 

 

月額6,480円でレッスンが24時間受け放題!

 

試験当日

阪大基礎工学部の豊中キャンパス最寄駅柴原阪大前石橋阪大前の2つがありますがどちらも阪大までは徒歩20分ほどあります.

 

特に2日目は暑い中スーツで20分歩くのでしんどいです.

 

受験は体調管理が一番大事なので水分は必ず持ち込むようにしましょう!

 

 

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阪大のモニュメントを見てやる気を出したらさあ試験開始です.

 

[試験当日の流れ]

英語(90分)

  ↓

数学(120分)

  ↓

昼休憩(60分)

  ↓

物理(90分)

 

阪大は試験と試験の間が20分と短く問題を回収するので10分ほどかかるので英語と数学の間はほとんどありません

トイレは最初に済ませておきましょう.

 

以下に試験の出来,感想を書いていきます.

※試験問題は公開されるので,過去問を参照してください.

 

英語

例年通りかそれより簡単でした

 

和訳6〜7割

長文読解3〜4割

英訳8〜9割

 

全体としては6割くらい

 

予想していたよりも解くことができました.

 

あまり勉強していないのに英訳ができた要因は,4年次に毎授業英作文を書いて先生が添削してくれるという授業を取っていたからだと思います.

先生ありがとう

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数学

例年より簡単だと感じました.

 

今年は微分方程式が出ましたが,名大受験の対策でしっかりやっていたので解けました.

山を張りすぎるのは危険ですね.

 

固有値問題をミスした以外は合っていると思うので

出来は9割

 

こちらも予想よりはるかに出来ました.

確率の初見の問いを解けたのが嬉しかったです.

時間には余裕があったので最後まで固有値問題を考えていました.

 

物理

例年より難しく,問題数も多かったです.

力学  9〜10割

電磁気 約3割

熱力  5〜6割

全体としては6〜7割でした

 

 

力学少しひねっていました解いたことがある問題だったので記憶を辿って解けました

 

電磁気は初めの大問以外が初見かつかなり難しく半分以上白紙でした.

 

熱力は難易度は例年通りくらいだと思いますが問題数が約2倍で時間が足りず焦ってわからないところがありました.

 

正直答えを知っていないと間に合わないだろというくらい3教科を受ける人には酷なテストだと感じました.

物理で点を稼ごうとしていたので試験のできなさに焦りました.

 

面接

格好は全員スーツでした.

学科ごとに先生が呼びにきて面接会場に向かうというシステムでした.

生物工学コースを受験したのは自分ともう1人

試験官は2人でした.

 

聞かれた質問はこんな感じでした.

 

1,志望動機

2,将来の進路

3,2で留学に行ったことを絡めたのでそれに関する質問

4,英語をどうやって勉強するつもりか

5,試験の出来

6,卒研内容かなり詳しく聞かれました

7,この学科に入るにあたりどの程度の流体まで勉強すれば良いと思うか(流体に関する研究をしていると言ったら)

8,入学したらやりたい研究

 

面接の時間は15分から20分くらいでした.

 

自分の予想よりだいぶ詳しい質問をされ,医療分野に関する質問もされたので答えれない質問もかなりありました.(かなり焦りましたw)

 

阪大の編入の面接は合格者は長く,不合格者は短いということを聞きますが,もう1人同じコースを受けた方も20分くらい面接をしていて合格者は自分だけだったので学科によっても違うのかなと思いました.

 

試験の出来について聞かれた際に物理ができなかったと答えたら試験官の先生が『全然悪くはないですよ』と言っていたのでその時点で合格してるのか?と思いました

 

学力試験の手応え的にはあまり自信がなかったので面接での試験官の反応に驚きました.

 

また,部屋を出る際に『受験票大事なのでとっておいてくださいね』と言われた時に勝ちを確信しました.

阪大編入の合格者は言われることがあるらしいです

 

最後に

以上が自分の編入体験記です.結果は合格でした.

 

正直ほとんど自分は阪大受験の対策をしていなかったので受かったことにとても驚きました

試験2週間前まで阪大の力学がほぼ毎年剛体ということを知らなかったレベル

 

編入は枠が狭いので良くも悪くも時の運に左右されます.自分のように実力以上の学校に受かることもあります.

なので,勉強に自信がない方でも高いレベルの学校をチャレンジ程度に受験することはとてもいいことだと思います!

 

他に何か質問等があれば,自分のtwitterにお願いします.

受験頑張ってください!