すみこーブログ

編入、留学など主に自分の体験談について書いている大学生です。

令和4年度名古屋大学工学部編入体験記 (機械・航空宇宙工学科)

はじめに

はじめまして!すみこーブログといいます.

令和4年度名古屋大学工学部編入学試験を受験し合格したので,体験記を書いていきます.

 

編入試験は大学入試と比べ情報の入手が難しく,

 

自分も受験する際に情報を集めるのにとても苦労しました.

 

f:id:lifees:20210823223156p:plain
 

 

そこで,来年度以降への編入を考えている短大生高専生に向けて記事を書いていきます.

 

編入試験は情報戦です!

 

情報をしっかり集めて効率よく勉強しましょう!

 

 

 

自己紹介

出身:某高専機械工学科

 

学科順位:1年20位/44人中  2年4位/45人中

                   3年4位/46人中 4年1位/49人中

 

受験年度:令和4年度

 

受験学科:機械・航空宇宙工学科

 

併願大学:

 

豊田工業大学(先端工学基礎学科)  合格

 

東京農工大学

(機械システム工学科 航空宇宙・機械科学コース) 合格

 

大阪大学基礎工学部

(システム科学科 生物工学コース) 合格

 

TOEIC:810(公開テスト)

 

TOEICを短期間で上げた方法は別記事に掲載してあるのでよろしければご覧ください

 

lifees.hatenablog.com

 

出願前

編入勉強を始めたのは4年生の10月でしたが,名大を第一志望としたのは春休みくらいでした.

第一志望が決まるまではとりあえず何かに使えるだろうとTOEIC勉強数学の勉強をしていました.

(年明け前にTOEICを終わらせることをとりあえずの目標にしていました.)

 

初めは編入勉強をする気が無かったので,国立大学の推薦をとって編入しようと考えていましたが,勉強するうちに旧帝大を目指したいという気持ちが芽生えたので,志望しました.

決め手は1年前に名大に編入した知人に誘われたことです.

 

他の編入体験記を見てかなり早い段階で勉強を始めている人が多く,自分は自信をなくして勉強を始める前から目標を低くしてしまっていました.

ですが,実際受験勉強をしてみて春休みから本格的に始めても本気で勉強すれば全然間に合うと感じました.

 

志望動機

志望動機は主に以下の4点です.

 

地元が近く実家から通えること.

旧帝大であり,研究費用が豊富であること.

キャンパスが広く大きな図書館があったり,Wi-Fiが校内全域で使用できたりなど学習環境が整っていること.

TOEICが使えること.

 

他大にも魅力があったり,県外に出て環境を変えたいという気持ちがあったりしましたが,結局は地元がいいのかなと思いました.

理系の編入は忙しいと聞くのでバイト代が全部一人暮らしの費用に消えて自由なくないか?と思った

 

旧帝大を目指したのは大規模な研究ができたり,頭のいい自分とは違う面白い考えを持った人に出会えそうだと考えたからです.

あとはネームバリューですね.

 

科目ごとの勉強内容

以下に自分がstudyplusというアプリに記録した勉強時間を載せます.

自分の総勉強時間1700時間でした.

studyplusを入れる前の勉強時間は8月分に記録しました.)

 

f:id:lifees:20210907235802j:plain

f:id:lifees:20210907235819j:plain

 

studyplus自分の勉強時間が目に見えてわかるようになるのでオススメです

 

春休み以外では週に40〜50時間目標にしており,春休み月300時間を目指して1日平均約10時間勉強しました春休みの頑張りは結果を左右するので全力で頑張りました

 

これは併願校のための英語の勉強も含まれているので名大の勉強だけだと1200〜1300時間くらいだと思います.(参考までに)

 

春休み後から受験まで疲れが出てきてモチベーションを保つのが非常に難しかったです.(7月は特に周りの進路が決まっていくのが辛かったです.)

 

次に科目ごとの勉強について記します.

 

数学

名大の数学は微積線形代数微分方程式確率4つが主な範囲となっています.

大問が4問から構成されており,問題数は割と多めです.

その分1問の点数比率が下がるので事故りにくい

 

小問の中に簡単な計算問題が含まれていることが多く割と点数のばらつきは出ない科目だと思います.

 

毎年,大問の一つが確率であり,名大の確率は主に確率漸化式を使わない簡単な問題なので必ず正解したいです.

また,微分方程式の問題もこれまで毎年1問出ています.

今年は出なかったので来年からはわかりませんが,,

 

過去問の出来からも本番は7~8割を目標にしていました.

 

[自分の勉強スケジュール]

12~1月       編入数学徹底研究2周

春休み        編入数学過去問特訓2周

                        細野確率2周

                        過去問解く

~試験まで  過去問解く

        編入数学徹底研究,過去問特訓

      

4年生はレポートやら製図やらでかなり忙しかったので勉強を始めるのが遅くなってしまいました.

(機械科あるあるかな?)

 

使用した参考書はこちら

 

 

編入生がみんな通る本.

 

簡単すぎると書いてある体験記もありましたが,自分は基礎が完全にできていなかったので1周目はかなり苦労しました.

 

章末問題は1周目からやると挫折することになるので初めのうちは飛ばしたほうがいいと思いました.

 

しっかりと理解しようとすると挫折しかねないので1周目は割り切ってわからないところは答えを写したりし,2周目理解3周目復習しました.

 

 

 

こちらも編入生が必ず通る本.

 

編入数学徹底研究で得た知識を過去問を用いた実戦形式で練習できます.

 

編入数学徹底研究にはないタイプの問題もあるのでこの2冊はマストでやっておきたいです.

 

難易度が高いと聞いていたので解くのをためらっていたのですが,B問題までは普通に頑張れば解けるレベルでした.

また,C問題も単元によっては1周目でも答えを見たら理解できました.

(1章の積分だけはC問題が理解できず諦めました.)

 

名大を志望する学生は必ずC問題も解いておきたいです.過去問を解いて見て出なさそうなものは飛ばしてもいいですが.

 

 

確率を基礎から応用までわかりやすく教えてくれる本.

 

確率が試験範囲の学生にはこの本はかなりオススメできます!

 

赤文字の解説がとてもわかりやすく,解く人が疑問に思うことを大抵書いてくれています.

 

自分は確率の基礎が全くない状態で勉強を始めたのですが,この本を2周解いただけで確率の問題編入試験での得点源になりました.

(名大でも阪大でも確率の問題はおそらくすべて正解しました.)

 

あなたの趣味や生活に役立つ情報も【スマートニュース】

物理

名大の物理は力学電磁気学が範囲です.

 

名大の物理は過去問を見た感じそこまで難しくありません.

今年は電磁気がかなり難しかったが,

 

どこの大学にも言えることですが,物理はなぜか試験時間が内容に対して短いのでたくさん問題を解いて素早く答えを導く練習が必要です.

 

自分はかなり物理の勉強に時間を割いたので9割くらいを目標にしていました。

[自分の勉強スケジュール]

12月      演習力学を解き始めるも挫折

春休み     基礎物理学演習2周

        演習力学1周

        過去問

~試験まで    大学生の弱点克服初頭力学,

        電磁気学それぞれ2周

        演習力学1周

        過去問

 

もともと物理が大の苦手だったのでわからないところを物理の先生に随時質問しました.

春休みが明けてからは基本物理の勉強をしました.

 

使用した参考書はこちら

 

 [問題集]

 

力学,電磁気学の編入試験頻出問題を対策できる.

 

難易度的にも1冊目に必ず解いて欲しい本です

 

 

 

力学の様々な種類の問題を解くことができます.

 

自分は1冊目にこれを解いたのですが1章の極座標のところが難しくて挫折してしまい,ある程度勉強してから解き直したら最後まで解くことができました

 

 

過去問に出題されている問題も多くありますがほとんど問われないような問題もあるので見極めが大事だと思います

 

 

 

 

ほかの参考書よりはるかに親切でわかりやすい本でした.

 

参考書との相性はやる気に直結します.

自分的には親切なこの本はあっていたので,モチベーションを保つことができました.

 

誤植が少し多いがすぐにわかるレベルでした.

 

 

 [教科書]

 

 

 

予備ノリで紹介していたので買ってみた教科書.

 

電磁気学は授業でほとんど習っていなかったので、

 

問題集の解説だけではわからないところをこれで補いました

 

 

自分は多くの種類の問題に触れておきたくて多くの問題集を解きました.

 

しかし,一つ一つの参考書を雑に解いてしまい,本番では類似問題を解いたことがあるのに間違えてしまいました.

 

 

多くの問題集を解くよりはしっかりとまず1冊解くことが重要であると感じました.

 

 

化学

名大を受験する学生が一番苦労するのが化学だと思います.

 

化学が試験科目である学校は少ないので,化学があるから名大を受けようか迷っている方は多いと思います.(自分もそうでした.)

 

名大の化学は基本的に高校化学の範囲から出ますが,高校化学の範囲ですら勉強するのに相当時間を使いました.

(さらに後でも話しますが今年の試験は大学範囲の割合がかなり高かったです.)

 

過去問の出来的に本番は8~9割を目標にしていました.

 

[自分の勉強スケジュール]

春休み    リードα1周

~試験まで   化学の重要問題集2周

       過去問

 

名大は高校化学がメインなので自分は大学受験対策のテキストを解いていました.

これで例年通りならこれで十分対策できていました.

 

化学の問題集は問題数が非常に多く,また自分はその全てが1から勉強しないといけない状態だったのでかなり勉強に時間がかかりました

リードαを1周するのに100時間くらいかかりました.

 

問題集だけではわからないところは『ただよび』というyoutubeの若原さんの授業で勉強しました.自分がやっていた時は理論化学有機化学までの授業が載っていました.

自分は主に有機化学の授業を見ていましたが,非常にわかりやすかったのでオススメです!

 

使用した参考書はこちら

 

 

分野ごとに内容をまとめているページがあり1冊目にオススメです.

自分はそれをさらにノートにまとめ,それを見て電車で勉強していました.

かなり分厚い問題集ですが頑張ってください.

 

 

より多くの種類の問題を解きたかったので購入しました.

名大のテストに直結したかはわかりませんが化学の理解は深まりました.

 

『ひろたぬき』という方が全部の問題を丁寧に解説してくれるので,わからない問題はそれを見て勉強しました.

 

試験当日

名大は名古屋大学前という駅が校内にあるので駅から試験会場まではかなり近いです.

しかし名大のキャンバスは非常に大きいので大学内で迷わないようにしましょう.

 

[試験当日の流れ]

数学(120分)

      ↓

昼休憩(80分)

      ↓

物理(60分)

      ↓

化学(60分)

 

次に試験を受けての感想等を書いていきます.問題は名古屋大学のホームページを参照してください.

 

数学

例年通りくらいの難易度でした.

今年は微分方程式がない代わりに計算問題が増えていました.

 

自分は大問3あたりの複雑な積分とそのあとの積分の漸化式問題を間違えました.

積分の問題はもうちょっと勉強すれば解けそうだったので後悔しました.

 

結果的には合っていましたが大問1の固有値問題で計算ミスをして答えが出なかったので焦りましたw

 

出来は約7~8割

 

物理

力学簡単電磁気難しかったです.

 

力学   10割

電磁気  2割

 

全体では約6割

 

電磁気は全くやったことのないタイプの問題だったので全然できませんでした.

正確には『大学生の弱点克服電磁気学』に類似問題があったのですが過去問の傾向から飛ばしていました.

 

編入は傾向がコロコロ変わるので範囲を絞るのが難しいですね.

(10年分くらいの過去問で電磁気は割と基礎的な問題が多かったので,さすがに今年も同じだと思っていました.)

 

点数を稼ぐ予定の物理で6割くらいしか取れなかったのはきつかったです.

 

化学

物理でやらかしていたので,取り返そうと望みましたが,今年の化学は過去問と傾向が全く違い,大学範囲がほとんどでした.

 

自分が何百時間もかけてやった高校化学の勉強が役に立ったのは1つの小問くらいでした.

 

前半1枚は化学特論という授業でやった範囲だったのでなんとかできましたが,後半1枚は全く知らない単語が出て勘で書きました.

 

出来は5割くらいです

 

この時点で試験全体の平均が7割くらい(TOEIC含め)だったので

「あー落ちた」と思いました.

 

面接

格好は全員スーツでした.

待合室で待って時間がきたら呼ばれるというシステムでした.

 

自分は面接まで1時間以上あり,その間ずっと姿勢を正しくして待っていなければいけなかったので辛かったです.

 

試験官は6人くらいで縦長の割と大きめの部屋で面接でした.

できるだけ声が届くように多くな声で話しました.

 

聞かれた質問はこんな感じでした.

 

1,志望動機

2,併願校とその優先順位,またその理由

3,卒研について(詳しく質問された)

 

面接時間は10分くらい

 

名大は願書を書くときに併願校を書くので正直に受けた学校を話しました.

阪大受かってるのに名大が第一である理由を聞かれましたが,地元であること友人が通っていることについて言いました.

 

先生が多くて緊張しましたが,優しく頷いてくださる先生が1人いたので助けられました.

 

最後に

以上が自分の編入体験記です.結果はまさかの合格でした.

体験記には試験全体で8割ないと名大は落ちると書いてありましたが自分は受かりました.

 

受験は点数を高くとることも大事ですが人より高い点数を取ることも大事です.

今回はおそらく例年より難易度が高かったので平均が低かったんだと思います.

 

受験で難しい問題が出て解けなくても「みんな間違えるからいいや」と切り替えて焦らず確実に取れる問題を落とさないようにすることが大事だと思います.

 

また今回のようにほとんどの人が解けないような問題が出て,受験者の点数が同じくらいになる場合ではTOEICの点数が非常に大事になってくるなと感じました.

 

TOEIC低いけど当日巻き返そうと思っている人にとっては今回のようなテストは厳しかったかもしれません.

TOEICの勉強をしすぎて他の勉強がおろそかになるのはダメですが,事前にやれることなのでできるだけ高い点数でTOEICは提出したいですね.

 

他に何か質問等があれば,自分のtwitterにお願いします.

受験頑張ってください!

 

TOEICの点数を上げたい方にはこちらをオススメしています↓↓↓↓